医者や製薬会社が恐れをなすクエン酸の実力とは
今回は、とても面白い記事を見つけましたので、ご紹介します。
文字起こしをしました。

クエン酸
日本医師会会長25年間、世界医師会会長でもあった”ケンカ太郎”。
1904年の日露戦争時生まれで、医師会・薬剤師会・歯科医師会の三師会も牛耳る「天皇」と呼ばれた武見太郎。その天皇と日本医師会がJAL機でブラジルを往復し、担当の乗務員として地球の反対側まで彼と長時間の会話の機会に恵まれた。
黒木「戦線で兵隊が疫病でバタバタと倒れた中で、私の父など梅干を一日にひと粒ずつしゃぶっていた者たちは不思議と生き残ったそうです。私が米国留学する時に、その話をしながら父が持たせたのが梅干でした。そのお陰で風邪も引かずに帰国しましたが、今も乗務で持参しています。梅干って何が凄いんでしょうか?」
武見「あの酸っぱさは『クエン酸』という柑橘系のレモンやユズがそうだが、身体に良いことは間違いないね。クエン酸は人体に一日に必要な摂取量が2~5g、レモンだと最低1個、梅干で4個分かな。
ほとんどの病気はミトコンドリアにとって毒素になる乳酸が溜まって血液や細胞、体液が酸性になっていくのが原因だから、これを弱アルカリ性に変えることができれば予防と治療にはかなり効果的なんだよ。それができるのはクエン酸だけで、自然界の万能薬だね」
黒木「それはいいことを聞きました! では、予防医学と健康維持にはJAL乗務員もクエン酸を多めに摂取するようにすれば良いのですね。さっそく社内報で流しましょう」
ドン武見は即座に手を横に振って話を遮った。
武見「いやいや、それはダメ! クエン酸が世に広まったら我々医者や病院、製薬会社も廃業だよ。
クエン酸が一番良いのはわかっているが、どこでも手に入る上に安すぎて……商売にならない。医者が要らなくなって、とんでもないことになるからね!」
あらあら手軽に病気が治る方法を世間に流布されたら困るってか!
ドンは付け加えた。
武見「クエン酸を小さじ半分をボトルに入れて溶かし、トイレや風呂、鏡を掃除すると凄い効果で殺菌消毒にもなり、炭酸カルシウムを溶かすから、尿石・浴室・電気ポット水垢の洗浄に役立つ。漬物をビニール袋に入れて岩塩とクエン酸を一つまみまぶしてもみ込むと実に美味いよ!
ジュース、炭酸水、酒や焼酎、ハイボールに一つまみで味がガラッと変わる。
クエン酸効果で一番なのは疲労回復。
運動やストレスで溜まった疲労物質の乳酸を炭酸ガスに分解して尿として体外に出す効果があるし、乳酸は筋肉痛の原因になるので予防にもなる。
クエン酸が足りなくなってくると糖質や脂質がエネルギーに変換されなくて乳酸として溜まる。
クエン酸には血液をサラサラにして血流を良くする効果があるので新陳代謝が促されて疲労回復効果になる。
血液がドロドロ状態は酸性に傾いている時で、健全でサラサラな血液は弱アルカリ性状態。
クエン酸は身体の中でアルカリ性として働き、血液のpH値を高めて弱アルカリ性のサラサラな血液へと変える。
血液がドロドロになると、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、腎臓病になる。
サラサラだと新陳代謝を促して冷え性を改善し、生理痛予防、美肌効果、集中力アップになる。
クエン酸には、ミネラルの吸収を促す「キレート作用」があるが、ミネラルは身体が健康・美容をキープするのに重要な栄養素。
老化防止・アンチエイジング効果と癌の予防。
老化の原因は細胞の酸化。
クエン酸のキレート作用で摂取した金属ミネラルが酸化される前にミネラルを取り除いてくれるため、酸化防止、老化防止になって細胞を酸化させる活性酸素を取り除く効果もある。
クエン酸を洗顔や入浴剤に使うことで、身体の外側から肌を綺麗にする効果もある。
クエン酸洗顔は「ピーリング」といわれる皮膚治療。
古い角質を剥がして新しい肌に再生する方法だが、肌荒れ、肌のくすみ、小皺、毛穴の角栓、ニキビ、乾燥肌、シミに効果があり、クエン酸の入浴剤は美肌、体臭予防効果がある。
尿酸は尿の老廃物。
尿酸値が高くなると痛風。
クエン酸は尿酸値を下げて痛風を予防するから治療薬に使う……。
今、思い出すだけでもかなりの情報を無料で直伝してもらった機内だった。
今回の”武漢CORONAVIRUS風邪”騒動でチョット思い出したのが、その万能薬ネット通販で取り寄せたら、鹿児島サツマイモ澱粉原料、純度99.5%の純白粉末1kg袋が、なんと送料込で¥1,080!
さっそく紅茶に入れて飲んでみて、サラダに味噌汁、漬物に一つまみ振りかけて……なんだこりゃあ、どえりゃあウミャアでぇ。
しかも、健康増進どころか、花粉症やアトピー、老化防止など万病対策にもってこいの凄い救世主だと実感しきりである。
死んでもいいから、健康でいたいものだ。
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以上が文字起こしでした。
以下の記事は、クエン酸の実力を紹介した記事になります。
ご参考になさってください。
ガン細胞の代謝は非常に高い
ガン細胞は、グルコース(糖質)を大量に取り込むことが分かっています。
これは、、、
正常細胞の3〜8倍ものグルコース(糖質)を取り込んでいる
と、いわれています。
ガン細胞はなぜグルコース(糖質)を大量に取り込むのか?
ガン細胞はなぜグルコース(糖質)を大量に取り込むのでしょうか?
その仕組みは、、、
正常細胞であれば、細胞にグルコース(糖質)を取り込むとピルビン酸になります。
そして、ミトコンドリアに取り込まれてエネルギーになります。

看護ルー:糖質の代謝はどのように行われるの?より
ところが、、、
ガン細胞の場合、グルコース(糖質)を取り込むとピルビン酸になり、乳酸に取り込まれるようになります。
ということで、、、
ガン細胞は、グルコース(糖質)のほとんどを乳酸の方に代謝する
ようになるのです。
ガン細胞と乳酸の関係とは
ガン細胞は、乳酸を元気にさせます。
乳酸が元気になると、私たちの体にとって大切な免疫力が低下します。
ガン細胞は、毎日3000〜5000個生まれていますが、免疫力のおかげでこれらのガン細胞は死滅しています。
しかし、、、
ガン細胞は、乳酸を増やすことで増大し、免疫細胞の機能を低下させ、浸潤しまた転移していくのです。
たとえば、、、
乳酸は、乳ガンに関わる変異遺伝子の発現を150〜800%増加させた。
というデータもあります。
乳酸は、ガン発生のスイッチを押してしまうもの。
なのです。
さらに、、、
乳酸は、発ガン、血管新生、免疫力の低下、がん細胞の移動、転移を増長させる。
そして、、、
がんの自給自足の代謝を促進させる
のです。
がん代謝の再検討:発がんのための乳酸生成がヴァールブルク効果の目的と説明となる可能性がある
carcinogenesis. 2017 Febu 1;38(2):119-133
このような仕組みを分かりやすく解説した記事がありましたのでご紹介します。
解糖系とミトコンドリア系
エネルギ―を得るには、2つの系統があります。1つは解糖系で、もう1つがミトコンドリア系です。
解糖系は、細胞質で酸素を使わず、低体温の環境で働きエネルギーを生成します。糖質を分解し、ピルビン酸を経由して乳酸をつくり出す過程で、脳のエネルギーであるATP(アデノシン3リン酸)を瞬時につくります。グルコース(ブドウ糖)1分子当たり、2分子のATPが生成されます。
骨格筋(白筋)、精子、再生上皮細胞、骨髄細胞、ガン細胞など分裂の盛んな細胞は、解糖系のエネルギ―を主体に活動します。瞬発力と分裂に使われます。
ミトコンドリア系は、細胞内にあるミトコンドリア内で、酸素を使って高体温の環境で働きます。食事で得た糖や脂肪、たんぱく質を材料にしてSTPをつくりだします。グルコース1分子当たり、36分子のATPが生成されます。解糖系の18倍の効率で、安定的にエネルギ―をつくり出すことができます。骨格筋(赤筋)、心筋、ニューロン(脳神経細胞)、卵子、一般の細胞などは、ミトコンドリア系のエネルギ―を主体に活動します。
体内ではこの2つのエネルギ―系を使い分けているのです。子どものころは解糖系が優位で、加齢とともにミトコンドリア系中心にシフトしていきます。ミトコンドリア系では糖質をどんどん燃やして瞬時にエネルギーを供給する解糖系に比べて弱いながらも長く持続するエネルギーが得られます。
しかし、ストレスによって交感神経の緊張が持続すると、血管が収縮して低体温になり、解糖系のエネルギ―が主体となってきます。低体温、低酸素、高血糖の状態が続くと、ガンや糖尿病の体質となります。
糖尿病やガン予防のために、高体温、高酸素の状態にして、常にミトコンドリア系を優位に保つ必要があります。
そのためにはストレスを少なくして、副交感神経優位の状態でいられるようストレスに対処していきましょう。
いわい中央クリニック:解糖系とミトコンドリア系より
クエン酸は乳酸を減少させる
細胞にグルコース(糖質)を取り込むとピルビン酸になりますが、この時ミトコンドリアに取り込まれたらアセチルCoAによりエネルギーになります。
クエン酸回路(クエンさんかいろ)とは好気的代謝に関する最も重要な生化学反応回路であり、酸素呼吸を行う生物全般に見られる。
1937年にドイツの化学者ハンス・クレブスが発見し、この功績により1953年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。
クエン酸に関しては、以下の記事でも紹介しています。
ハーバード大学医学部「クエン酸は腫瘍の増加を抑える」
一方、すべてがミトコンドリアに取り込まれることなく一部は乳酸に取り込まれ細胞の外に流れます。
しかし、、、
クエン酸を摂ることで、乳酸に取り込まれるのを阻害できるのです。
なので、、、
クエン酸を摂ると、細胞にグルコース(糖質)からピルビン酸、そしてエネルギーを発生させ免疫力を向上させる
のです。
脂肪酸は、ミトコンドリアに取り込まれてβ酸化を受けてエネルギーを産生します。β酸化とは、脂肪酸のβ位の炭素がミトコンドリアのマトリックス上で酸化を受けて、元の脂肪酸から炭素2個が切り出され、アセチルCoA 1分子を生じる反応です。
クエン酸を摂ること起こるダイエット効果
脂肪酸は、細胞内のミトコンドリアで、酸素を用いて二酸化炭素と水にまで完全に分解(すなわち酸化)されることにより、大きなエネルギーを放出します。

ということは、、、
脂肪酸は、ミトコンドリアに取り込まれることで大きなエネルギーを放出するということは、ダイエットにも最適な環境を作る
という、「ありがたい副産物」もあるのです。

ときめきとぴっく:クエン酸の最強な効果効能でガンを消す!多く含む食べ物一覧も!
前述した、参考記事にも以下のように書かれてありました。
ミトコンドリア系では糖質をどんどん燃やして瞬時にエネルギーを供給する解糖系に比べて弱いながらも長く持続するエネルギーが得られます。
ということは、、、
瞬発的な力を出して乳酸を発現させるのではなく、散歩のような軽い有酸素運動を行い、どんどん糖質を燃焼させることでダイエット効果がマスと云うことになります。

クエン酸を摂取すると、以下のようなことがおこります。
- 癌細胞のエネルギー化を阻害
- 癌細胞の成長増殖を阻害
- インスリンが大量に出ないように抑える
- 癌細胞増殖経路の阻害
また、、、
- 癌細胞のアポトーシス(自殺)を促進
- 免疫の活性化(T細胞、サイトカイン)
- 分化の誘導
クエン酸を多く含む食品
柑橘類の果汁やその抽出物は、ガンの予防効果が高いことが研究結果で分かっています。

柑橘類のジュースとその抽出物の抗がん作用の可能性: 前臨床研究と臨床研究の両方の系統的レビュー
Front Pharmacol. 2017; 8: 420
- 梅干し 7 (天日塩を使用した梅干しを選びましょう)
- カボス 6 (カボス果汁でOKです)
- ライム 6
- レモン 3
- 青大豆 1.7
- グレープフルーツ 1.1
- キーウイ 1
- オレンジ 0.8
- パイン 0.7
- イチゴ 0.7
カボスと同じぐらい豊富な果物は、沖縄のシークヮーサーもよいでしょう。
シークヮーサーは、より果物として食べやすく美味しいのでおすすめです。
クエン酸の1日摂取目標は
- 健康状態が通常の場合、一日3グラム
- 予防対策として、一日5~15グラム
- 治療効果には、一日10グラム~30グラム
クエン酸を摂るタイミングとは
- 食事中または食後がベスト
- 胃腸が弱い人は、濃度を薄めて少しずつ摂取しましょう。
- 酸性のため歯を溶かさないよう注意してください。
- 水か果汁に粉末やサプリメントを混ぜて飲むのがお勧めです。
- カボス果汁は無糖の炭酸水で割ると飲みやすいです。

また、比較的安いので求めやすいです。
ではでは。
参考にしたサイト
いわい中央クリニック:解糖系とミトコンドリア系
看護ルー:糖質の代謝はどのように行われるの?
柑橘類のジュースとその抽出物の抗がん作用の可能性: 前臨床研究と臨床研究の両方の系統的レビュー
がん代謝の再検討:発がんのための乳酸生成がヴァールブルク効果の目的と説明となる可能性がある






