ストレスフリーな高齢者は、不安と鬱度の治りが4倍速い
前回は、「ストレスやうつ状態の人は、著しく治癒能力が下がっている」というテーマを記事にしました。
何より驚いたのは、、、
うつ病と不安を経験した患者は、苦痛が少ないと報告した個人と比較して、治癒遅延群に分類される可能性が4倍高かった
というもの。
この事実は、高齢者だけのものではなく「全年齢層」にも当てはまることでした。
ですから、、、
いかにストレスのない状態を作り出すことが、改善の早道だ。
ということです。

そして、今回のテーマは、「焦らない人ほど、回復が早い」ということになります。
ストレスが回復を遅らせる仕組み
参考したサイトは、海外のサイトですがとても勉強になりました。
embody:ストレスが回復を遅らせる仕組みと、それに対する対処法
この記事で、驚くことは以下のメッセージです。
我から回復するとき、ほとんどの人は筋力強化、可動域の拡大、ストレッチ、痛みの緩和法など、身体的な側面に重点を置きますが、神経系が過負荷になると、治癒が遅くなり、痛みがさらに持続し、体が本来の能力通りに適応できなくなる
ということ。

一見、完璧なリハビリプログラムがあったとしても、、、
故障した人の精神的なストレスが重かったりすると、回復力はさらに遅くなり、痛みも増して治癒能力が落ちるのです。
人は、ストレスを受けると「交感神経が活性化」する
人は、ストレスを受けると「交感神経が活性化(闘争・逃走モード)」になるようです。

じつは、これが・・・
ストレスによって交感神経が活性化すると回復が阻害され、治癒が遅くなる
のです。
というのは、、、
ストレス状態にあると、体は修復よりも防御を優先するからです。
以下のようになります。
- 血流は筋肉や治癒中の組織から遠ざけられる
- 筋肉の緊張とガードが増加する
- 痛みの感受性が高まる
- 炎症は高止まり
- 睡眠の質の低下
- 消化と栄養吸収の低下
- 組織の修復と適応をサポートするホルモンが減少
完璧なリハビリプログラムでも精神的なストレスで回復が遅くなる
怪我や炎症を負ってしまって、病院に行き「リハビリプログラム」を行っているにもかかわらず「まったく効果が上がらない」というのを見かけます。
これは、、、

ストレスが痛みを増幅させる
本来は、そんなに痛いはずはないのだけれど「ストレスが痛みを増幅」させています。
たとえば、、、
- 脳は過剰に警戒する
- 痛みの閾値が低い
- 筋肉は反射的にガードする
- 呼吸が浅く速くなる
- 通常の動きが脅威に感じられる

「焦らない人ほど、回復が早い」
焦りや不安といったストレスが、治癒能力と適応を遅らせることが分かりました。
以下のような症状です。
- 継続的なリハビリにもかかわらず、進歩は遅い
- 再発性発作
- ストレッチしても解消されない持続的な緊張
- 筋力の構築または維持が困難
- 睡眠不足は治癒をさらに遅らせる
ですから、重要なことは・・・
回復させるには、ストレスを減らし、神経系が安全に働ける環境を作る
ことだといえます。

ではでは。
参考したサイト
embody:ストレスが回復を遅らせる仕組みと、それに対する対処法
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3052954/
MDSマニュアル:パンチ生検
創傷ケアセンター:パンチ生検
日医工株式会社:基礎知識 摂食嚥下のメカニズム


