焦らないのがストレスケア。欠かせない横隔膜呼吸で「治療の促進」を

焦らないのがストレスケア。欠かせない横隔膜呼吸で「治療の促進」を ストレス

ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)でストレスケアを

10数年ぶりで風邪を引いたことにより、多くのコトを学ぶことができました。

それは、「風邪を早く治そう!と焦ってしまわないこと」でした。

焦れば焦るほど、ストレスが溜まり逆効果になることを学んだ

のです。

そして、明確にわかったことは・・・

「焦らない人ほど、回復が早い」ストレスフリーな高齢者は、不安と鬱度の治りが4倍速い。

無理をして治そうと思わずに、ノンビリ構えることが大切だったのです。



では、どうやって『ノンビリ構える』ことができるのか!?

それが、前回ご紹介した「ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)」でした。

今回は、この「ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)」をもう少し深掘りしたいと思います。

「焦らない人ほど、回復が早い」自衛隊でも採用された驚きのボックス呼吸法とは

「焦らない人ほど、回復が早い」自衛隊でも採用された驚きのボックス呼吸法とは


アメリカ海軍特殊部隊「Navy SEALs」採用されている戦術的呼吸法

ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)
ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)

アメリカ海軍の特殊部隊であるNavy SEALs」は、「戦術的呼吸法」を採用採用しています。

この「ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)」は、実践して生きると一目瞭然です。

簡単に「心の平安」がやってきて「ストレスケア」になります。

  1. 4秒間かけて息を吸う
  2. 4秒間、肺の中に空気が入った状態で呼吸を止める
  3. 4秒間かけて息を吐く
  4. 4秒間、肺の中に空気がない状態で呼吸を止める

慣れてくれば「4秒から5秒」とだんだん延ばしてもよいです。



なぜ?!横隔膜呼吸で「治療の促進」につながるのか

この「ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)」は、どうしてストレスケアになるのでしょうか?

それは、怪我や病気などの痛みからくるストレスや精神的なストレスが「神経を過敏」します。

ストレスが高いと・・・

  • 脳は過剰に警戒し
  • 痛みのしきいが低い
  • 筋肉は反射的にガードする
  • 呼吸が浅くて速い
  • 通常の動きに敏感になる などなど

【ストレス → 痛みの増加 → さらにストレス → さらに痛み】の負のループが始まる

このような悪循環ができてしまうと、身体的にも精神的にも辛い状態です。

それを断ち切るのが「ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)」なのです。

では、どういう仕組みなのでしょうか?

ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)がストレスケアを生む横隔膜呼吸

ストレスは、以下のような状態をすべて妨げます。

  • 適切な循環
  • 酸素供給
  • 栄養素の利用可能性
  • 質の高い休息
  • 副交感神経(「休息と修復」)の活性化

浅い胸式呼吸と横隔膜呼吸の違い

浅い呼吸と横隔膜呼吸では、かなり大きな差が生まれます。

それは、、

浅い胸式呼吸横隔膜呼吸
ストレス反応を強化する
首と肩の筋肉を過剰に活動させる
筋肉のガード力を高める
酸素効率を低下させる
副交感神経系を活性化する
不要な筋緊張を軽減
脊椎と胸郭の可動性を向上させる
酸素交換を促進する
痛みの感受性を低下させる
リハビリ中の動作の質を向上させる

なんとも、呼吸が浅いとストレスや身体に負荷が大きくなることが分かりました。


また、さらに・・・

鼻呼吸と横隔膜呼吸でボックス呼吸法を驚く効果がでてきます。

それが、以下です。

  1. 心拍数の低下
  2. 筋肉の防御の減少
  3. 治癒中の組織への循環の改善
  4. 動きや負荷に対する耐性が向上
  5. リハビリやトレーニングを「吸収する」能力の向上

「鼻呼吸と横隔膜呼吸」でボックス呼吸法を取り入れることで、スポーツでは以下の作用が発揮されます。

スポーツの前に取り入れるとパフォーマンスの質を高め、運動後に取り入れると体の回復力が高められる

のです。

スポーツの前に取り入れるとパフォーマンスの質を高め、運動後に取り入れると体の回復力が高められる
スポーツの前に取り入れるとパフォーマンスの質を高め、運動後に取り入れると体の回復力が高められる


シニアにも取り入れてほしいボックス呼吸法

近年、シニアを中心にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が増加傾向にあります。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)
慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)は、タバコの煙を主とする有害物質を長年吸い込むことなどが原因となり、肺の空気の通りが悪くなり、息切れ、せき、たんなどの症状を起こす病気のこと。

この、、、

症状が徐々に悪化するだけでなく、感染などを契機に増悪(急な悪化)を起こして緊急の治療や入院が必要となることも。

さらに、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、、

40歳以上の約12人に1人、推定で530万人以上がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者である

と考えられています

日本呼吸器学会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)より

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者は、全国に推定で530万人以上
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者は、全国に推定で530万人以上

高齢者が、COPD(慢性閉塞性肺疾患)になってしまうと、悪の循環が生まれます。

呼吸が苦しいので、カラダを動かしたくなくなって籠もりがちに、精神的にも内向的になり、余計に全身の筋力が弱まり衰弱していく

という悪の循環になるのです。

ですから、ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)を取り入れて、カラダを酸素で満たしカラダを動かしましょう。

ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)を取り入れて、カラダを酸素で満たしカラダを動かしましょう。
ボックス呼吸法(戦術的呼吸法)を取り入れて、カラダを酸素で満たしカラダを動かしましょう。

 





ではでは。

 





参考したサイト
日本呼吸器学会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)
グレースメディカルクリニック:口呼吸から鼻呼吸への変化で睡眠の質が向上!効果的な呼吸パターン改善法
embody:ストレスが回復を遅らせる仕組みと、それに対する対処法
ギガジン:ストレスを和らげる呼吸法「Box Breathing」、アメリカ海軍の特殊部隊Navy SEALsも採用

 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し(2004年〜2015年)自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。現在は、オリジナル商品などのネットショップの運営。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。